2013年7月16日火曜日

虫歯になりにくい食事

理想なのですが、歯科医院で削られるリスクの大きさを考慮すると、
・虫歯は1本も作ってはいけない。
・虫歯になるような食事はとってはいけない。

というのが、生物として幸せに生きる上での必要条件だと最近思います。

では、これには、どうすればいいのか?
簡単です。

野生動物や原始人に虫歯が無いことに倣って、できるだけ野生的な食生活にすればいいのです。

具体的には、

①加熱する食事を減らし、できるだけ生か半生のものを食べる。生の野菜、果物、魚など。
②砂糖を生活から排除する。加工食品にも砂糖が大量に含まれているので、既製品は食べない。外食も避ける。

といったことを日々守ればいいと思います。
しかし、毎日これを貫くのは難しいでしょうから、たま~に例外があってもいいと思います。
しかし、少なくとも小学校に行く前の子供さんには、そういう食生活をさせてあげたいと思います。

具体的に私が実践しているのは

【食べないもの】

  • 既製品かお手製かに関係なく、菓子を一切食べない。
  • ジュースや清涼飲料水も絶対飲まない。果汁100%でも飲まない。
  • 大半の加工品(食パン、ラーメン、シリアル、ハム、ソーセージ、ケチャップ、ソース、ドレッシング、カレールウ、スーパーのお惣菜等)には砂糖が大量に含まれているので、絶対食べない。

【食べるもの】
  • 生野菜や果物を食べる。(野菜は、サラダ系の野菜以外にも、にんじん、大根、玉ねぎなどは切れば生で食べられます)
  • 肉、魚、乳製品、卵、豆腐、納豆などは積極的に食べる。
  • 主食は米にする。(小麦粉由来の製品は米に比べて歯にへばりつくので、なるべく食べない)


といった感じです。


例えば、私のある日の食事ですが・・・

・豚冷しゃぶサラダ(生のキャベツ、ニンジン & 軽く蒸した豚肉、ブロッコリー、しめじ)
・冷奴しょうが乗せ
・スクランブルエッグ
・鶏手羽の塩焼き
・胚芽米

というメニューでした。
味付けは、すべて塩、コショウ、醤油、オリーブオイル、のみです。
これでもじゅうぶん美味しいですし、健康的です。


ときどき、「現代ではそんな食事は現実的に無理」という人がいますが、そんなことはないと思います。

飲み会や外食の回数をできるだけ減らし、かつ、既製品と砂糖を食べなければいいのです。

野菜や果物は生なら切って盛ればいいだけですし、豆腐や納豆、卵はすぐにでも食べられる食品です。それにサっと焼いた魚か肉をつければ、帰宅後30分もあれば食事は用意できると思われます。

歯に良いという面以外にも、砂糖と既製品を避けることには大変重要な意義があります。
それは、ヘルシー、ということです。

砂糖(スクロース)は本来、汎用すべき食品ではなく、栄養面では何らメリットが無い物質です。砂糖がもたらすのは、肥満、興奮、血糖値の異様な上昇、カルシウムの浪費、など、悪いことばかりです。「リラックス効果がある」という砂糖会社の声もありますが、甘味がほしいなら果物食べてください、という話です。砂糖は中毒性が強く、できることなら足を洗うのが良いと思います。

また、パッケージ化された既製品には、得体のしれない化学調味料や保存料がたくさん入れられています。カップ麺や冷凍食品などは、原材料の名前を見るとその多さにびっくりするほどです。なので、これらを避けることで、自然にヘルシーな食生活を送れるのも、歯にやさしい食事をとることの副産物です(余談ですが、私は小さいお子さんに持たせる弁当に、冷凍食品を入れるのは良くない風潮だと思います)。