2013年7月16日火曜日

虫歯は本来、1本たりとも作ってはいけない。

ブログのタイトル通り、私は今更ですが「歯医者フリー」、つまり、歯医者には極力関わらないほうが身のためである、と痛感しています。

端的に言ってしまえば、歯科医院に行くのは、3か月~半年に1度の歯のクリーニングの時だけ、という状態が人間にとってベストです。

歯科医院とは、人を不愉快かつ不健康にするところだからです。
(しかもお金を払って)


典型的なのが虫歯治療です。

虫歯とは元来、不自然なものです。

野生動物には虫歯は原則として無く、未開の地で暮らす原住民にも虫歯はほとんどありません。しかし、現代人には虫歯が多発します。この原因は、(よく言われますが)主に2つあります。

①穀物等を加熱処理して食べるから。(=柔らかいので、歯に残留しやすい)
②砂糖を消費するから。

いくつかソースがあったので、まとめておきます。
イヌ,ネコには虫歯菌はいない」 
動物は虫歯にならないの
歯磨きのお話

特に、砂糖の害については、厚生労働省のサイトでも明確に指摘されています。
甘味食品・飲料の摂取頻度がう蝕の発病に強く関わっていることは、国内の多くの疫学調査のほか、長期間の介入研究においても立証されている。特に砂糖については、口腔内細菌により菌体表面で不溶性グルカンを合成する際の基質となるなど、他の糖質よりもう蝕の誘発に深く関与していることが明らかにされている。

ということで、砂糖を生活から追放できれば、虫歯との縁はかなり切れそうな感じですね。

砂糖の消費量と虫歯の形成量には、明確な比例関係があります。
953412.fig.001
(出所:http://www.hindawi.com/journals/ijd/2011/953412/



話を戻します。

次に、穴が空いた歯を削って詰め物をする、という行為も、きわめて不自然です。

歯を削って異物を入れることで、
①歯の微妙な高さがズレる
②金属やプラスチックが溶け出して体に妙な影響を与える

といった弊害が発生します。

さらに、詰め物と歯の間には必ず隙間があるので、

③歯垢が滞留しやすくなり、結果、当該部位がまた虫歯になりやすくなる

という悪循環をもたらします。



人間の肉体の一部を削ったり、何かを埋め込んだりするのが良いわけがありません。
歯医者に行けば行くほど、不健康になると考えていいと思います。

もちろん、背に腹は変えられないので、虫歯になれば、行くしかないでしょう。
しかし、歯というのは、野生動物を見ていればわかるとおり、基本的には一生持つものなのです。

つまり、これは理想なのですが、
・虫歯は1本も作ってはいけない。
・虫歯になるような食事はとってはいけない。

というのが、生物として幸せに生きる上での必要条件だと思います。


虫歯になりにくい食事については、別ページをご覧ください。

Wikipediaには、「虫歯は、風邪と同じく、どの世代も抱える普遍的な病気」だと書かれていますが、実際は全然同じではないです。

風邪を引けば、病院に行って、薬をもらって、安静にしていれば回復するでしょう。
これは、元の健康な状態に完全に戻れるという意味です。


しかし、虫歯になって歯科医院に行くと、削って詰められるだけです。
元の健康な状態には戻りませんし、その後一生、撤回できないリスクを抱えることになります。
二次虫歯になるリスク、噛み合わせが変わるリスク、金属やプラスチックによる体へのリスク・・・。
とても、「原状回復」とは言えません。

さらに、「下手くそな歯医者による削りすぎ/う蝕の削り残し」という巨大なリスクも抱えます。
歯の内部は見えません。削ってフタをされたら、適切な措置だったのか不適切だったのかすら、わかりません。ある日突然、被せ物の下が痛みだす。レントゲンにも映らない。開けてみると、取り残した虫歯が神経まで達していた・・・・・・そんな意味不明なリスクを、その後一生抱えなければいけないのです。

これは、割にあいません。

もし、「治療」してくれるのであれば、元のピカピカな歯に戻してくれなければなりません。
歯科医のやっているのは、せいぜい「処置」というべきもので、全然治療ではないのです。


だから、風邪は引いても大したことはないですが、虫歯は大したことなのです。
是が非でも、虫歯は避けて通らねばなりません。
虫歯になっても許容できるのは、せいぜい、乳歯だけです。

そうならないように、小さなお子さんには特に、砂糖を徹底的に避けた食生活を送らせてあげたいものです。

(3歳までに虫歯菌への感染が無ければ、一生虫歯にはならないので、できればその方法が一番良いのですけどね)